« 新規開拓 | トップページ | 二上山の彼方 »

2007年9月 9日 (日)

激戦区の新星

Rimg0062
↑ 9月の新メニュー、虫かご仕立てに萩一枝

京都の住所はややこしい。
もちろん、正しい地番表示はあるのだけど、地元では碁盤の目を
活用して「上ガル、下ガル」だけで全てわかる。

だから「なん波」も、祇園町北側だけ、ヨソ者にはさっぱりわからない
ひいき筋にはその方がありがたいのだけど・・・・・
でも、このお店も、秋の京都特集誌には沢山の取材が入ったという
からダメかも・・・予約の取れにくい店になるのは間違いない。

今回は、ご主人に頼んで写真まで撮らせて頂いた。
Rimg0058
焼麩とほぐし蟹の「おしのぎ」の後に、いきなり松茸と鱧の土瓶蒸し
奥方様「わぁ~大きすぎて食べられない!」

日本料理の腕は「椀モノ」でわかると言います。
だから、自信があれば最初に椀を出して実力の程を誇示するのかも

Rimg0060Rimg0061
鮪・烏賊・鯛のお造りに添えられているのは生姜ではなくナンキン
南瓜を針に切る技はすごい。
鱧は白焼きを少しあぶってあるが、あぶりモノは今のはやりらしい

Rimg0064
虫かごの中身がこれ、自然薯、雲丹をサーモンで巻いたモノ、イクラ
鴨ロース、水菜とキノコの胡麻和え・・・・細工が細かいですよ~

Rimg0065
梭子魚の幽庵焼き。絶妙の焼技、素人は絶対真似できません!

Rimg0067
アワビ、しかもクロアワビ!これほど分厚いと恐縮する。器はバカラ

Rimg0068Rimg0069
グジ(甘鯛)のあんかけ蒸しで終わり。御飯は枝豆の炊き込み。

Rimg0072Rimg0073
デザートは巨峰のムース、マンゴーアイス、ジャンパンジュレ
最近は割烹料理にも西洋風が進出、これで女性に人気が出ました
でも最後は、自家製葛饅頭とお抹茶。

この界隈には旦那の友人が多く住んでいるけど、その何人かが
「あそこは頑張ってるで~」と認めるお店だ。

聞けば、吉兆系で修行した後、長らく「京都ホテル」(現・オークラ)の
和食を担当されていた実力者。
同じ自分の店をやるなら一番競争の激しいところでと、この場所を
選んだとのこと。

地元の老舗の店主に聞くと、京都で割烹料理店を長く成功させる
秘訣がいくつかあるらしい。

その一つは、もちろん料理の腕、そして素材を吟味する眼(決して
高ければよいと言う意味ではないらしい)
さらに、空間のしつらえ。まあ、これは美的センスの問題で、茶事に
関わることの多い京都ならではのセンスでこれが難しい・・・・

今回行ったいくつかのお店の中にも、お料理は素晴らしくても、何か
しっくり来ないお店がありました。
店舗の造作やお玄関の飾り、器の選択・・・なにかひっかかるワケ
奇をてらうでなく、当たり前のモノをみんなに受け入れられるようにと、
京の割烹料理まだまだ奥が深いどすえ~

「祇園 なん波」 京都市東山区四条花見小路東入ル
          電話075-525-0768 

さて、この夜はこれだけではなかった。
二人で苦しいお腹をさすりながら先斗町へ、同級生が営むお茶屋へ
客筋は梨園関係の方が大半。残念ながら此所は一見さんお断り。

先ほどは上品なモノばかり食べたので、ちょっとパンチのあるモノを
食べさせろと騒ぐ!
本来、お茶屋というのは自前で料理を作らないのですが、此所は
別店で小料理屋もやっているので大丈夫。

出たのは「満願寺のつけ焼き」「鱧の山椒焼」「松茸のバター焼」

松茸は先ほど「土瓶蒸し」で食べたというと、「ウチはこれが初物や
贅沢ゆうな!」と叱られた。
奥方様は「一晩に二回も松茸なんて~」と困惑顔。
Rimg0074

ひょっとすると、今年はもう松茸は食べれれないかもしれない

|

« 新規開拓 | トップページ | 二上山の彼方 »

コメント

〉ひよこmamaありがとう
外へ出れは゛まだ真夏日。昼間は甘味処に入って宇治金時食べていました〜

投稿: マリア | 2007年9月10日 (月) 12:53

趣向を凝らした料理の数々・・・私も目の保養(お腹の?)になりました(^^)  
虫かご仕立てに萩・・・秋ですね~♪

投稿: ひよこ | 2007年9月10日 (月) 09:53

>ボンピチmamaありがと
大丈夫、一日100円貯金で月に一回食べられますよ!アッ、交通費は別ですけど~
でも、今シーズンには予約が取れないでしょう。

>ミモザmamaありがと
京都には昔から「御飯食べ」という遊びがあります。みんなで美味しいものを食べに行く遊び?です。
このお店は、人気店となっても料理の質が荒れることはないと思います。

投稿: マリア | 2007年9月10日 (月) 06:29

写真だけでも、うっとり~
こうした料理は、立派なアートですね。
素材の吟味から、器、何から何まで一貫したセンスの良さが溢れている感じ・・・。
それにしても、こんな料理を堪能した後に、またお茶屋さんへ足を運ぶなんて~。
贅沢すぎます・・・。

投稿: ミモザ | 2007年9月10日 (月) 06:02

はあ~、おそれいりました。

写真を見ているだけで目の保養です。すごい食材にすごい器ですね~。このセンス、この繊細さ、京都以外のどこでも味わえませんよね。

マリアパパをこれだけうならせた祇園の新星、私もいつか拝める日が来るかしらん。またしても500円玉貯金に励まなくちゃ。

投稿: ボンピチ | 2007年9月 9日 (日) 22:23

>ユミmamaありがと
料亭ではなく、割烹ですから私達でも行けます。今月後半はウチもこの写真見て極貧生活送る予定です。

投稿: マリア | 2007年9月 9日 (日) 21:32

凄い料理ですね。
もう少し早ければこれを見ながら、ご飯が食べれたのに・・・
とんでもない値段がしそうで、私には体に悪いです。

投稿: ユミ | 2007年9月 9日 (日) 21:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 新規開拓 | トップページ | 二上山の彼方 »