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2009年12月28日 (月)

車内を飛ぶ犬

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↑ 車内ではお静かに~
   


世間ではそろそろお正月モード、高速料金の値下げもあって、車での大移動が始まるときが来た。

当然ワンコも一緒というケースも多いワケだけど、人間様並に助手席などに優雅に乗っかっている
ワンコを見ると、ちょっと考えてしまうワケ

洋画で見たような犬とのドライブシーンはカッコいいかもしれないけれど、現実的にはそれは
犬にとっても運転者にとってもかなりの危険行為。

もしも急ブレーキを踏んだときには犬の体は前に吹っ飛び大変な危険にさらされてしまう。
そんなことはちょっと考えれば誰でも想像できることなのに・・・と思うワケ。

「改正道路交通法」で、同乗者もシートベルトの着用が義務付けられるようになったのだけど、
愛犬の車内安全確保についてドイツのADAC(ドイツ自動車連盟、日本のJAFに相当)が行った
愛犬のためのクラッシュテストを参考に書いてみると・・・

犬のダミーは4kgと22kgの体重設定で時速50kmにおける事故の衝撃テストとして行われていて
まずは固定なしでの乗車をした場合のクラッシュテスト。

街でも車の後部座席の後ろに犬が乗っているのを見かけるが、もしこの状況で急ブレーキを
踏んだらどうなるか?

22kgのダミーは後部座席から勢い良く前方へ飛び出し、運転者席のヘッドレストと運転者の
頭をかすめた後、体重の25倍の重力を持ちながらフロントガラスを直撃してその飛行は終わる。

この犬が車内を飛ぶ際の重力は約500kgにも達するためフロントガラスは割れ、犬が重症で
終わればまだ幸い、命を落とす確率すら極めて高くなるらしい。


巷で売られている「犬用シートベルト」のテスト

犬用シートベルトとして売られているものの多くはハーネスとシートベルトの留め金をドッキング
させるタイプのもので、人間用のシートベルトに似ているため一見安全そうに見えるが...

ドイツで試した2社の商品とも衝突時の犬の加重に対する接続部分のサルカン強度が不十分な
ため衝撃に耐え切れず壊れてしまい、シートベルトとしての機能を果たしていない。

また犬が自由に動き回れる範囲が意外と大きく、結果として犬は後部座席から前方の座席
背もたれ部分に体重の25倍の重力で叩きつけられということになる。


トランスポートボックスを使用したテスト

キャリー、つまりプラスチック製の動物運搬用ボックスを利用すると、まず犬は車内での行動が
ある程度制限されることになり、衝撃に対しての安全性が高まる。

問題はこのキャリーをどこに固定するかということ。

体重4kgのダミーをボックスの中にいれ後部座席の上に置いてシートベルトで固定して行った
クラッシュテストでは...恐ろしいことに衝撃でボックスは壊れ、ボックスの戸を突き破って中の
ダミーが助手席背もたれに激突。

しかしこのボックスを後部座席の足元に置いたテストでは、ボックスが動く隙間がないだけに
中の犬はせいぜいボックスの壁に叩きつけられる程度ということ結果に。

しかし、小型犬なら後部座席の足元に置けるけれど、大型犬の場合はそうは行かないワケ

大型犬の入るキャリーをトランクルームに置いてのクラッシュテストではやはりボックスが
動かないように後部座席のすぐ後ろにぴったりと、しかも横向きに置くのがポイントのようだ。

ボックスを横向きに置くことにより、中の犬の体も進行方向に対して横向きになるため衝突の
衝撃は体の側面に分散され、そして事故による負傷の度合いが最も軽くなるということらしい。

これらの結果より、ADACは犬を乗車させる際にはトランスポートボックスを用い、正しい場所に
固定しての乗車を薦めているワケ。

犬に対する衝撃の強さはボックスの大きさにも関係し、体に似合わず大きすぎるボックスを使用
したときには、犬の体がボックスの中で衝撃で飛んでしまうので小さめのボックスがよいらしく、
犬の体が中で軽く向きが変えられる程度が好ましいそうだ。

ボックスをトランクルームに置いて走行するにあたり、もう1つADACが薦めるのは後部座席の
後ろに金属製フェンスを取り付けること。

車種にあった金属製フェンスは自動車メーカー純正のものがもっとも強度が安定しているそうで、
どの車種にでもあわせられるスライド式マルチタイプのものでは、安価だが車のボディ内部に
しっかり固定することができないので、万が一の時だけでなく、普段から走行の振動で位置が
次第にずれるようだ。

純正金属製フェンスを車内に固定することでトランスポートボックスが後部座席になだれ込むの
を防ぎ、後部座席に座る人間の安全も確保できるということになる。

いま巷ではいろんな犬の乗車グッズが販売されているが、これらの商品が本当に犬の安全を
確保してくれるのか?よくある犬の車内うろつき防止対策とあわせて比較したレポートによると

A. 車内にリードで短く繋ぐ

長所・・・安価。作業が簡単。
短所・・・犬が自由に動き回る範囲が広すぎ安全性はきわめて低い、軽い急ブレーキの際にも
     首に衝撃が加わり負傷の原因となるためかえって危険。

B. 吊り下げ型シート、布製かご型ボックス

長所・・・柔らかい。移動や取り付けが簡単。安価。
短所・・・シートやかご型ボックスは車内うろつきを完全に防止できないし犬が前方に飛び出し
     負傷の危険性大。
     
C. 犬用シートベルト
長所・・・安価。取付けが簡単。幅広で金属部分が太く衝撃試験を受けたものならば安全性が高い。
短所・・・サルカンやプラスチックのバックル部分の強度が弱すぎる物が多く、ベルト選びは吟味が必要
     ベルトの長さが長すぎると衝撃で犬の体が前方に振られ安全性は著しく低くなる。


D. プラスチック製キャリーボックス
長所・・・移動が簡単(小型ボックス)。固定場所をちゃんと選ぶことにより高い安全性が確保される 
     犬が狭いボックス内に慣れれば安心できる空間としてドライブの不安を解消することができる
     事故の際にも救出作業を妨げることがない。
短所・・・大型ボックスは高値で移動が不便。狭いボックスの中に入ることに犬が慣れなければならない

E. フェンス(ラゲッジルーム用間仕切り)
長所・・・ラゲッジルームをフェンスで狭く区切ることにより、ボックス使用時と同じ安全性が得られる。
短所・・・自動車メーカーが提供する純正品以外は固定強度に問題あり(特に大型犬の場合は
     衝突時想像以上の負荷がかかるため破壊される可能性が高い)。
     高価。純正品の確実な取り付けは自動車工場に依頼した方が良い。


結論・・・基本的に犬は進行方向に対して横向きに、そして固定された狭い空間(ボックス等)に
居させることで走行中の高い安全性は確保されるワケ

まあ、ワタシは車には乗らないのだからこの心配は当分無いのだけど、お友達のみんなは
くれぐれも気をつけて・・・

  

 ■ となりの食卓 
 ・ ビーフカレー
 ・ ハムサラダ
 ・ サングリア
 ・ メロン   おこぼれあり


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コメント

>七栗堂mamaありがと
ユウェルchanの様なタイプはしばらくはあまり大きくは
ならないかもしれませんね。
2~3歳になったら急に大きくなってコートも伸びる
タイプかもしれませんよ。
おてんば振りはもっと先まで・・・・

投稿: マリア | 2009年12月29日 (火) 20:45

バリケンが少し小さめがいいとは知りませんでした!!
そういうつもりもなく前の子は少し小さめで窮屈そうでかわいそうだなぁ~と思ってたけど
ちょうどだったんですねsign03
ちなみにユウェルはそのおさがりなのでちょっと余裕があるから
反対に危ないかもsign02bearingsweat01
はやく大きくおなりなさいなsign01

投稿: 七栗堂 | 2009年12月29日 (火) 18:00

>Kylano3ママありがと
yagoのサングリアは大好物です!
あまり飲み過ぎるので一時止めていたのですが
最近復活しました。

投稿: マリア | 2009年12月29日 (火) 17:11

ウチの子たちは、後部座席でハーネスに短いリードX2をつけて、ヘッドレストと合体させてます。
マリオは伏せ状態で乗っているのですが、カイラは立ったまま。
外の景色が流れていくのが気になるよう。

日本では、だっこしながら運転なんていうのを見かけますね。
こちらは、イヌを繋がずに車に乗せると、違反のようです。

アッ、お夕飯にサングリアだ!

投稿: kylano3 | 2009年12月29日 (火) 16:06

>シゲpapaありがと
ペダルまわりに来られるとアブナイですね!
・・・と、いうより怖すぎる。要注意ですね。

>みっちゃんmamaありがと
フリーウェイでの転落事故死!考えただけでも恐ろしいです。
車内閉じこめも危険です。これは虐待に当たりますよ。

>ユミmamaありがと
充分に気をつけてくださいね!
時速50kmでの急ブレーキは充分にあり得ることですから・・・

投稿: マリア | 2009年12月29日 (火) 06:47

そうですね。
危ないと分かっているんだけどバリケン2ケは車に入らないし、
暖かくなるまでに対策考えます。
まずは安全運転で事故に遭わない様に気をつけます。

投稿: ユミ | 2009年12月29日 (火) 06:30

2〜3年前からカリフォルニアはペットと運転席を共にするとチケットを切られます。なんでもっと前からそうじゃ無かったのか不思議。。。。ペットが飼い主と一時も離れたく無いのか飼い主がそうなのか知りませんが、非常に迷惑なんです。運転手はペットの方にも気が行くので運転がおろそかになってる。
でかいワンコ3匹を小さい車にぎゅうぎゅうに乗せてるのやら、炎天下車の中で待たせたり(1度テニスの対戦相手が連れて来てずっと鳴いてましたね。気になって集中出来なかった)、酷いのはトラックの荷台に乗せてちゃんとリーシュをしてるのならまだしも、してなくて落ちて亡くなってるワンコもフリーウェイでよく見るんです。愛犬ならちゃんと安全をも考えて上げないといけなのに。可哀想に飼い主の我がままの犠牲になってるんです。
旅行やちょっと出かけたい時、確かに親と離れる淋しい思いをさせるでしょうが、ワンコをどこにでも連れて行く事が愛情とは思えない。

投稿: みっちゃん | 2009年12月29日 (火) 01:07

基本バリケンですが
ハナニコリンはフリーの時があるかな。。

一番危ないと思うのは
トイプーみたいな小型犬は座席の下も通れるんですね!
アクセルブレーキの邪魔になるときですbearing

怖いですね。。気を付けます!

投稿: シゲ | 2009年12月29日 (火) 00:32

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