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2010年1月15日 (金)

尾を振る犬は打てず

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↑ 尻尾振ってる場合じゃありません!
   


従順で敬愛の意を表する者は、いじめられたり攻撃されたりすることはないという
意味のことわざ

しかし、実際に犬が尾を振るときにはいろいろな意味があるってワケ

ちぎれんばかりに尻尾を大きく振っていれば“大喜びしている”ワケだけど、小さく
動いている程度にしか振っていなければ“警戒している”という振り方の意味

このように、尻尾には犬の感情があらわれてくるですが、振り幅の大小でだけではなく、
実は、その振り方に左右の偏りがあるというワケ

それには、脳の機能に左右の違いがあることが関係しているようなのです。

ここ数年で、脳科学がとても興味をもたれ、私たちの左脳は右半身を支配し、言語処理や
日常生活の制御を行い、一方で右脳は左半身を支配し、感情処理や空間的認識などを
行っていることを最近のTVなどで盛んに報告している。

旦那様はワタシの身体の中心線上に位置する尻尾はいつも左右対称に振られている
のだろうと考えていたらしい。

しかし実際には、犬が持つ感情によりその振り方に偏りが生じていることが、イタリアの
神経科学者や獣医師などからなる研究チームによって2007年に発表されたワケ

実験では、30頭のミックス犬を、1. 飼い主、2. 見知らぬ人、3. 猫、4. 見知らぬ支配的な犬
(ベルジャン・シェパード)、と対面させ、その時に尻尾がどのように振られているかを計測した。

すると結果は以下のように(カッコ内の角度については、尻尾が背骨の延長上にまっすぐある
場合を0度としています)。

飼い主・・・振り幅大きく、右寄り(右は80度超え、左は60度強)

見知らぬ人・・・飼い主より振り幅少し小さく、右寄り(右は65度強、左には55度前後)

猫・・・振れ幅は急激に小さく、数度だけ右寄り(右に25度強、左に25度弱)

支配的な見知らぬ犬・・・そこそこの振れ幅で、左寄り(右に40度前後、左には50度前後)

何も見せない場合のテストも行い、その平均値は、右に50度前後、左に60度前後

犬の身体の中心線上に位置する尻尾ですが、右寄りに振る時には左脳が活性化され、
左寄りに振る時には右脳が活性化されていると考えられます。

結果を見ると、最も嬉しい対象である飼い主と対面した時には、最も振り幅が大きく
右に偏っていました(=左脳の活性化)。

逆に、最も嫌な対象であろう怖い犬と対面した時には尻尾の振りは小さくなり、かつ左に
偏りました(=右脳の活性化)。

人間の場合、左脳は愛情などのポジティブな感情を、右脳は恐れなどのネガティブな感情と
関連性があることが分かっているそうです。

犬も人間と同様に、感情面での脳の機能差が尻尾の振り方の偏りとしてあらわれることが
示されたわけです。

また、人間と近縁のチンパンジーでは、ネガティブな感情を持つと、身体の左側を掻く傾向が
あるそうです(=右脳活性化)。

さらに、左利き(=右脳優勢)の場合には、右利きの個体よりも新しい刺激により不安を感じる
傾向にあることも分かっています。


このように、暗くて犬の表情が見えずとも、尻尾の振りで犬は気持ちをアピールできるワケ。

それにしても、脳の機能差が尻尾の振り方に現れるとは何とも面白いワケで、この日記を
読んでいらっしゃる方の愛犬は尻尾をどちら側に大きく振っているでしょう?

身体を掻く時には、どちら側を掻くことが多いでしょう?ただ単にかゆいのか、それとも
カーミングシグナルとして掻いているのかなど、状況によっては掻く側に偏りが
あるかもしれません。

初対面の犬と早く仲良くなるには、主に身体の右側をなでてあげると良いのかも?
そうすれば、左脳が活性化されて愛着を感じてくれやすくなるかもしれないってカンジ



■ となりの食卓
 ・ 特製メンチカツ
 ・ トマトサラダ
 ・ はんぺんのフワフワ焼き
 ・ けんちん汁
 ・ ミカン  おこぼれあり

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コメント

>七栗堂mamaありがと
一昨年の5月の日記に少し書いています
http://mariapaws.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/index.html
まあ素人目にはわからないかもしれないですね~

投稿: マリア | 2010年1月17日 (日) 12:47

なるほど、これから観察してみますsign03

ところで犬の右利き左利きはどこでわかるのでしょうかね?
私たちの愛犬観察でわかるのかな?

投稿: 七栗堂 | 2010年1月17日 (日) 12:06

>ブルボンmamaありがと
ボンchanはよほどパパさんがお好きなようですね
ひょっとして、ママさんに内緒でステーキなど
ごちそうしていたりして!

投稿: マリア | 2010年1月16日 (土) 16:51

ボンは主人と私では振り方が大きく違いますね。
世話をしてるのは私なのに~~(`ε´)
お散歩の時にはシッポをシャンと上げたままなんですけど、怖いもの知らずってことでしょうかヽ(´▽`)/

投稿: ブルボン | 2010年1月16日 (土) 15:51

>ホーリーmamaありがと
此所の鴨達はよく餌をもらっているので
おこぼれを期待して集まってきます。
まさか、マリアがねらっているとは・・・

投稿: マリア | 2010年1月16日 (土) 14:28

ワンズも、感情で、シッポの振りの左右差があるとは、びっくりです!!
今度、色々なワンのシッポ観察してみよう。

ソフィは目が合うと、ピコピコしっぽ小刻みに振ってくれて可愛いです。

マリアちゃん、そんなに接近しているのに、鴨さん、ちっとも怖がらないのですね。

投稿: ホーリーママ | 2010年1月16日 (土) 08:47

>コロmamaありがと
散歩の時、自宅付近では上向きだった尻尾が
1㎞も離れるとだんだん下がって来ます。
縄張りは結構狭そうです

>シゲpapaありがと
この右側理論はいろいろと検証してみたいと思います。
正しければ、初対面のワンコの時有利ですね

>みっちゃんmamaありがと
まさかママさんを恐れているってコトはないですよね!
早く手なずけて子分にしてしまいましょう

>Kylano3ママありがと
全身で喜びを表すワンコは本当に可愛いですね
ESは尻尾も長いので扇風機状態です

投稿: マリア | 2010年1月16日 (土) 06:43

大喜びの時のシッポは「旋回」しますね。

左右どちらに大きく振るか、ジックリ観察してみましょ。

オールド・イングリッシュ・シープドッグなどシッポがない犬はオシリが振れてしまうのが、かわいいですね~~。

投稿: kylano3 | 2010年1月16日 (土) 01:26

成る程、動物も左脳右脳の働きによって感情が分かるんやね。
近所のおばちゃんの娘さんのワンコは臆病過ぎる。いつもしっぽはたれたままなんです。今度右側をなでて上げよう〜 って触らせてくれるかな。。

投稿: みっちゃん | 2010年1月16日 (土) 00:28

とても興味深いお話ありがとうございます!!

アフロと対面したとき
右側に偏ってたと思われます

安心しました(~▽~@)♪

意識的に右側をなでてしまった。。

投稿: シゲ | 2010年1月15日 (金) 22:14

コルクもいつでも尻尾ブンブンで、尻尾の筋肉が疲れることはないのかしら? と思います。

鳥さんにセットをすると、ピタっと止まりますね。

投稿: コロママ | 2010年1月15日 (金) 21:34

>ミモザmamaありがと
失礼しました!下書き段階でアップしてしまいました。

ホント、ルナchanは全身で喜びを表してくれる
素敵なワンちゃんです!

投稿: マリア | 2010年1月15日 (金) 20:16

ルナを見ていると、お得な性格だなぁと思います。
嬉しいと尻尾ブンブンで笑っているのが、誰が見てもわかりますからね~
尻尾だけじゃなくお尻まで振れているのが御愛嬌です。

投稿: ミモザ | 2010年1月15日 (金) 18:45

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