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2010年1月 6日 (水)

動物警察

2009_12200066

↑ 日本も考えた方がよいですよ~

  

「国の偉大さとモラルの発達度はその国がどのように動物を扱っているかによって測ることが出来る」
これはインドのマハトラ・ガンジーの言葉だそうだ。

先日の日記に書いたRSPCAなどがそのよい例ってワケ


RSPCA(Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals:王立動物虐待防止協会)は
動物と人の関係を見張り、動物を守り、動物の地位の向上を目指す団体。

実際には、Animal Police(動物警察)という呼び方はしないらしいけど、いわゆるイギリス版の
アニマルポリスの役割なワケ

ペット大国となった日本でも必要な組織だと思う。

RSPCA、その存在が前身の SPCA としてイギリスでできたのは、今から実に185年も前の、
1824年のことで日本では文政7年、江戸時代の後半に当たるそうだ。


動物の福祉(welfare)と倫理(ethics)を考えるチャリティ団体として発足した SPCA は、1840年に
ビクトリア女王がパトロンとなり、Royal の冠名をつけることとなる。

現在はエリザベス女王がパトロンとなっていて、RSPCA は No Government Funding、つまり、
政府からの資金援助はないそうだ。

他のチャリティ団体と同じく、遺産と寄付が大きな資金源で、年間およそ100億円以上の予算を
もっており、グッズの販売やドッグショーでの寄付集めなどの活動も盛んらしい。

RSPCA の存在と意思は、諸外国にも伝わり、アイルランドやスコットランド、オーストラリア、
ニュージーランド、そしてアメリカにも、同様の団体が発足した。

それが、SSPCA ASPCARNZSPCA などである。

現在イギリスに300人以上いるインスペクター(調査官)も、初めは5人がロンドンをベースに活動し、
動物虐待に目を光らせ、病気や怪我した動物の保護を行い、人々の啓蒙活動を続けたワケ

今では各地に172の支部を持ち、獣医師、看護師、捜査官、アニマルケアスタッフなどの正社員と
ボランティアスタッフによって運営されている。

テレビCMにも力を入れていてRSPCA の仕事を説明し、月3ポンドの寄付を請うCMなどが
よく流れるらしい。イギリス人はやはり総じて動物が好きで、またお涙頂戴にも弱いので
こういうCMは効果的ってカンジ

インスペクター(調査官)は、一般市民の通報やパトロールによって現場を調査する。

犬が虐待され衰弱している、という内容の通報は勿論のこと、犬が人間や他の動物を咬んだ、
犬がずっと吠え続けている、犬を庭で繋ぎっぱなしにして飼っている、犬を散歩に連れて行っていない、

ケージに入れっぱなしにしている、捨て犬・迷子犬がいる、野犬がいる、犬が酷く太っている
・痩せている、というような事柄も通報の対象に入るワケ

その通報数は1年で100万件を越へ、RSPCA はペットにとって、とてもありがたい存在なカンジ

ここの調査官は非常に人気の高い職業で、採用試験に受かると1年間の研修があり、そこで
捜査方法や交渉方法、法律やレスキューテクニック、獣医学や動物のハンドリングを学ぶ。

体力も重要なので、水泳などのテストがある。勿論、動物と過ごした経験も重視され、大学で
動物学などを専攻した人も多い。

実際に動物を捕獲したり保護する Animal Collection Officers は、野生動物の基礎知識や、
動物のハンドリングテクニックが必要。

また彼らは、動物を安楽死させることが許されており、他人や他動物に危害を加えた犬や、
助かる可能性のない野生動物に、その場で注射を打つことができるワケ

インスペクターやオフィサーは警察との捜査で、犬を飼い主から引き離し、新たな飼い主を
探すことも行う。元の飼い主はもう二度と動物を飼うことが許されないこともあれば、投獄される
こともあるし、罰金を支払うこともある。

かなり過激に思えるけど、このくらい強い力がなければ、動物を不当に扱う者は減らないワケ

また、動物の権利を守りながら人間社会で動物が共生する為に、どの程度のラインを飼い主は
守らなければならないのかということを、人々に幅広く知らしめることができる。

あまりにも大きな団体の為、なにかと批判にあうことも多いそうだが、国全体の動物愛護を
まとめ上げられるには、これぐらいの力がないと役目を果たせないというカンジ。

  


■ となりの食卓
 ・ 鮪漬け丼
 ・ 海老と里芋のあんかけ
 ・ キノコ汁
 ・ イチゴ  おこぼれあり


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コメント

>みっちゃんmamaありがと
動物虐待は弱い者虐めに過ぎません。
動物は、飼い主として信じていただろうに・・・
許せません!

投稿: マリア | 2010年1月10日 (日) 12:56

簡単にポイポイとほかすのも問題やけど、虐待はあかんわ。。。
こうゆう人はどうせ人間社会にまともに参加出来へんのやろうね。
悲しいけど、しっかり取り締まってもらわんとあかんわ。

投稿: みっちゃん | 2010年1月10日 (日) 10:41

>Kylano3ママありがと
感情的には可哀相なので、なかなか理解してもらいにくい
問題ですね~
日本も同様です。

>ホーリーmamaありがと
自ら声を上げられないペット達ですから
周りの人間が一体化してカバーしてあげないと
いけないという考え方でしょう。

>七栗堂mamaありがと
笑い話ですが、公園でイタグレを見た子供が
「こんなに痩せて可哀相~御飯もらえないのだ・・・」と、
指さしていました。
かいぬしさんも、子供の親も困った顔していましたよ

投稿: マリア | 2010年1月 7日 (木) 06:40

ヤ、ヤバイsign03sign03

痩せてます~~~crying
一体いままでもなく食生活が贅沢なはずなのに
私のお金dollarはどこに消えているのかsign02と思うほどですcrying
すべて排出???wobbly

投稿: 七栗堂 | 2010年1月 7日 (木) 01:14

<通報数が、一年100万件超え>というのも、日本人の感覚では
異常な感じもしますが、それだけ国民の動物に対する、意識の高さ
なのでしょう。
ペットは私有物だから、第三者が関わりにくい日本と違いますね。

このような団体が、日本に根付く可能性を考えると、ため息が出ますね。

投稿: ホーリーママ | 2010年1月 6日 (水) 21:44

>「国の偉大さとモラルの発達度はその国がどのように動物を扱っているかによって測ることが出来る」

うなずける!
まだまだ、発達度が低いスペイン。。。。。
暮れにご近所の人が、子猫を飼うことに。
女の子。
避妊の話になって、「手術なんてかわいそう!」という反応!
は~~~っ、これから年に2回、可哀想な子猫が生まれ、殺されるのか。。。。。。。

投稿: kylano3 | 2010年1月 6日 (水) 20:46

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