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2010年2月20日 (土)

北風と太陽

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↑ ギブアンドテイクの関係なのです

  

これは有名なイソップ物語で、みんなご存じのとおり、北風と太陽が競って男のコートを
脱がせるという話 。

飼い主と犬との関係をこの童話にたとえて教える人がいた。

軍用犬、セラピードッグをはじめ、トラ、ライオン、オランウータンの訓練の経験を持つ
デンマークのアニマルトレーナー、ヴィベケ・リーセさんという女性トレーナーだ。

動物訓練・行動研究に関しては、世界でも北欧諸国はアメリカと同様に非常に
進んでいるそうだ。

カーミング・シグナルでお馴染みのノルウェー人、テューリッド・ルガース(Turid Rugaas)や、
狼や犬の行動学研究で有名なデンマークのロジャー・アブランテス博士(Roger Abrantes)、
多くの優秀なトレーナー、あるいは犬科動物行動学専門家がいる。

この北欧流トレーニングの秘訣はというと・・・動物のトレーニングにすべて言えることで、
トラであろうと、犬であろうと種類は関係なく、相手に信用してもらうことだという。

これはリーダーシップとはまったく関係のない次元のことだそうだ。

飼い主には絶対服従、ビシバシ式スパルタ教育は動物との関係では、相手を怒り
飛ばせばこちらに威厳がつく、というものでもない。

罰を与えれば、ただただ動物に恐怖感を植えつけるのみで、そこには信頼関係は
芽生えないのは誰でも想像がつく。

本当のよい関係とは、犬が人間を頼りにできると心から思っていてまた人間も同様、
そういう状態を言うそうだ。

訓練の難しい犬ほど強制で教えることはできないが、それは、嫌なものはやらないという
自立心が高いからだそうだ。

そこで大事なのが信頼関係というコトらしい。

十分な食事と快適な住まいの提供だけではなく、一つのことを一緒に作業するという
協調関係が出来ればどんなトレーニングも簡単にできるそうだ。

ただ犬を運動させるのではなく、犬とアクティビティを一緒にすることで犬の信用を
得ることが大事なワケ。

他所の犬とお友達になるよい方法を説明してくれていた。

昨日の日記に書いた「匂いを自由に嗅がせる・・・」という方法の一歩進んだ
テクニックなワケ

そのポイントは、こちらの匂いを嗅がせるのに無理があってはいけないというコト

「よその家に招かれたて、そこに犬がいるとする。でもこの犬はちょっとシャイで、
入ってくるなりワンワンと吠え立てるものの、ラブみたいにベタベタしてこない。

その客人は自分は動物が好きなんです!とホストにアピールしたいばかりに、
すぐに撫でにいったりする。

すると、犬は耳を後ろに伏せてひょいと体をかわす。

手が伸びてくると、一応触れさせるけど、耳はすっかり後ろに伏せられたまま。
なんか、我慢しているっていうカンジ」

この客人の行為が信用を壊す第一歩なのだそうだ。

己がよかれと思った行動。動物と仲良くしたいために、人間に対するのと同じように
まずダイレクトな接触を試みる方法。この人間的思考がどうやらよくないらしい。

犬からすると、初対面の人といきなり握手するという人間的発想が理解できないワケ

「こういうシャイな犬から信用を勝ち得る一番いい方法は、その犬を無視すること。

ホストとまず、コーヒーでも飲んで会話をする。でも犬を「かわいいわねぇ」などと
いってじっと見つめたりしない」

そのうち、犬は「あの客人はこっちに寄ってこないから安心!」と思い始め、
まずはニオイをかいで相手を確認しようとする。

「その時も、犬が近づいてきた!と喜んで、撫でたりしないこと。無視しておく」

犬にとって慣れていない人間の手の動は怖いモノ。

何されるかわかったもんじゃないワケ。まだ「信用」していない人間だから、せっかく
ニオイをかぎに来たのに、ここでまた手がにょきりと伸びると、犬からの信用を
落としてしまうワケ。

そういうときは、わざと手を動かすのだけど、決して犬に向けては行わない。

コーヒーカップをつかんで、手の動きを見せてあげる。すると犬は徐々に客人の
動きに慣れてくる。しばらくすると犬は本当に慣れてくるから、そのときに初めて
撫でてあげればよい・・・と、ヴィベケさんは説く。

ワタシのように臆病なワンコでもこれなら少しは安心出来るかもってカンジ!

ライオンやトラから信用を得るときも、このシャイな犬と同じ方法を取るのだそうだ。

「決して動物に無理強いして、教えることはできない。無理強いをして、ライオンを
テレビに出場させたドイツのアニマルトレーナーが、途中でライオンに脚を噛みちぎられた

いくら慣れていても、いくら自分がリーダーでライオンを制しているとおもっても、あるとき
無理強いをしたら、そのバランスは一気に崩れるというよい教訓だ」

つまり、イソップ童話の北風のように無理強いさせないで、いかに太陽のように動物を
こちらの思うとおりの行動にもっていくか、そこがポイントということらしい。


  
■ となりの食卓
 ・ ブラウンビーフシチュー
 ・ 人参のサラダ
 ・ 白ワイン
 ・ イチゴ   おこぼれあり

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コメント

>シゲpapaありがと
残念ながら気持の不一致が表れたような結果になりましたね。
いかに同じテンションで事にあたれるか?
競技だけでなく日常生活でも大事ですね!
外国人?シゲさんならラーメン好きのイタリア人か?

投稿: マリア | 2010年2月22日 (月) 20:01

すっごく勉強になります!!

協調関係!!!
今回競技会での失敗はコレに尽きます(T∇T)

練習不足による協調関係の欠如。。

いきなり競技に入っても
人間とは思考がちがうんですよね
体で覚えただけではアクシデントに対応できない(☆o☆)

作業意欲が協調関係で築けるのかも!

といっても
同じ目線で楽しめなきゃ出来ないんですよね。。
どうしても日本人気質
エゴが出てしまってむずかしく感じちゃう。。

今日から外人になるぞーー!!

初対面の駆け引き
それもまた納得です!


投稿: シゲ | 2010年2月22日 (月) 08:12

>七栗堂mamaありがと
なかなか難しいですね。
ウチは「恐がりなのでビックリして噛むかもしれない!」と
牽制しています。
本当は噛む勇気もないのですけどね!

投稿: マリア | 2010年2月22日 (月) 06:33

シャイなワンコとの接し方flair
そうなのですsign01その通りsign03

しかし、なかなか犬好きの方にそう助言するのも気が引けて…
いつも「触らせてよぉ~crying」とユウェルに懇願する犬好きさんの言葉に苦笑している私ですcoldsweats01

後はやはりドッグラン(フリー)の方が逃げられるので安心するらしく
人に寄っていきやすいですねsign01

投稿: 七栗堂 | 2010年2月21日 (日) 22:08

>Kylano3ママありがと
dogdogcatcatcatと一緒に
獣狩りsagittariusこれなんかも立派な共同作業です
みんな大喜びしますよ~

投稿: マリア | 2010年2月21日 (日) 17:40

納得!

>一つのことを一緒に作業するという協調関係が出来ればどんなトレーニングも簡単にできるそうだ。

いつも庭仕事一緒にやってるマリアちゃん、だからお行儀のいいdogなんだ!!!

子どもたちの太陽に。。。。。。。。
がんばろう!!!

投稿: kylano3 | 2010年2月21日 (日) 16:03

>みっちゃんmamaありがと
アアッ~!すごい秘密!
早めに告白した方がよいですよ!時間が経つと言い出しにくくなります。
旦那も時計を内緒で買ったこと告白すると思います。

>ホーリーmamaありがと
マリアも初対面の方から手を出されると逃げます。
15分放っておかれると自然と寄っていきます。

>ミモザmamaありがと
小さな子供はワンコと同じ目線で移動するので
余計に恐怖なのでしょう

投稿: マリア | 2010年2月21日 (日) 09:47

シャイな動物には、慎重に相手の呼吸に合わせるように・・・ということですね。
見つめたり、手を出したり・・・というのは、刺激的過ぎるのでしょうね。
普通に振舞いながら・・・というのはなかなか難しいのでしょうが、これが出来るときっとBigCatとも付き合えるようになるのですね~

ワン達がキャアキャア言いながら触ってくる子どもたちが苦手なのもよくわかるような気がしま~す。

投稿: ミモザ | 2010年2月21日 (日) 08:27

シャイなワンちゃん。わたしに興味が無いわけではなかったのね。
何事も、ゆったりと時間をかけて、ほんわかと・・・
分かっているけれど、すぐに結果を出したくて、失敗するのです。

投稿: ホーリーママ | 2010年2月21日 (日) 08:06

「信頼関係」は生き物同士で一番大事です。
こないだ内緒でネックレス買った事、いつ旦那に話そうかな。。。(^-^;

投稿: みっちゃん | 2010年2月21日 (日) 07:15

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