« のどか | トップページ | You've got a friend. »

2010年11月17日 (水)

ささやかな努力

2010_110320100010

↑ お世話かけます
  


旦那様が珍しく憤慨して帰ってきた。

そして聞かせてくれた話によると、ある保護団体の方が保護センターにレスキューに
行ったとき、偶然若い女性がトイプーを連れてきたそうだ。

そして、もう飼わないから引き取ってくれというそうだ。

生後間もないときに高額でペットショップで買い、一年ちょっと飼ったけど最近は大人に
なったワガママでかわいげがないし、ペットがいると何かと行動が不便というのがその
理由だそうだ。

保護団体の方はこの飼い主を諭してもダメだと直感し、引き取ったそうだ。

最近のペットブームや子犬のかわいさにつられて飼ったものの半年もすればほとんど
成犬化し、ワンパターンの生活となって、終いには散歩さえも重荷に感じるというのは
容易に考えられることだ。

ドイツで獣医師をされており、ジャーナリストでもあるK.Alscherさんが関心ある記事を
書いていらした。

少し引用させていただくと・・・

「一生のうち子犬でいられるのなんてほんの数ヶ月ぽっちで、その後一生のほとんどを
成犬の姿で過ごす犬という動物。

仔犬と暮らすのはただ楽しいだけじゃない。食餌を与えていればいつしか勝手に良い
愛犬になってくれるというほど犬は簡単な生き物ではない。

飼い主は仔犬の「親」がわりに逐一後を追い、間髪入れずに教育的指導を入れる必要が
ある(先住犬がいる場合にはその役目の多くを先住犬が負ってくれるので非常に助かる)。

そんな目の廻るような仔犬の時期を過ぎ、どことなく愛犬の精神的成長・成熟が見られる
頃になってようやく飼い主はホッと息をつく。

忙しい仔犬の時期もそれなりに楽しいはずだけど、犬との暮らしはそれからがいよいよ
楽しくなってゆく。

一緒に出掛けたり、ソファの上でゴロゴロしたり、疲れて帰宅したときの「おかえり!
攻撃」や散歩で跳ね回る愛犬の姿、楽しいときに笑顔で見上げる愛犬の、そのどれを
とっても我が家の犬が最高!と思える関係、それが何年も続くのである。

時には腹の立つこともある。しかしそんなことも含め、一緒に過ごす時間が長ければ
長いほど、そして経験や共感を分かち合うほど絆は強くなってゆき、いつしかお互い
似たもの同士となることだって珍しくはない。

そんなところが「伴侶動物」といわれる所以だろう。

自然とは酷なもので、愛犬もいつしか年を取る。飼い主の想いに逆らうかのように、
しかも思ったよりも速いペースで・・・犬の一生は短い」

活発だった時期が過ぎ、徐々にペースが緩くなってシニアになって行く段階になると新陳
代謝は以前ほど活発でないから、傷の治りや病後の回復には少々時間がかかるけど、
飼い主との関係は、あ・うんの呼吸も程よく熟成し、若いときとはまた違った「大人の関係」が
できあがっているカンジ。

「私達は、犬を迎え入れる前から犬の一生は短いことくらい知っているはずなのに、いざ犬の
平均寿命の半分が過ぎるとやはりその短さを感じずにはいられない。

ついこの間まで飛び回っていた犬が、なんとなく落ち着いた足取りになり、他の犬への興味も
ほどほどに風を読んでいる姿などを見ると、その行動の変化に少しずつ老いを感じる。

そして老いを感じるようになると、労る気持ちは優しさとして犬への接し方に現れてくる。

犬はそれに答えるかのようにやはり優しくなる。・・・ほんの数時間ほど別れていただけでも、
まるで数ヶ月も離れ離れになっていたかのように全身で再会の喜びを表現するほど、犬は
自分に正直に瞬間を生きている。

良くも悪くも、そんな犬の正直さに今の私ができること、それを日々忘れてはいけないと
思った。愛犬がいなくなってから後悔するのでは遅いのだから。」


少なくとも、ワタシの周りの飼い主さん達はこのように思って年老いた愛犬のためにケアを
尽くしてくれている。

夜中に何度も起きて痴呆の愛犬のために散歩に出かけるママサン、毎週毎週何万もする
注射を打ちに連れて行ってるパパさん、人間でもおいそれと受けられないような高度医療を
受けさせてくれた飼い主さん。

本当に家族の一員以外の何物でもない。

一方で、旦那様が憤慨するような飼い主さんも多いのは事実だろう。

旦那様がいつも言うように、犬は飼い主を選べない、荷物をまとめてさっさと出ていくという
ことが出来ないワケだから、飼い主はいつもその短い一生を保証してあげるというささやかな
努力をして欲しい。

  
■ となりの食卓
 ・ 煮込みハンバーグ
 ・ 田舎風野菜煮込み
 ・ グリーンサラダ
 ・ 葡萄   おこぼれあり

|

« のどか | トップページ | You've got a friend. »

コメント

>Jasmamaありがと
ISとESの組み合わせ楽しそうですね~
ISの方がテンションが高いのでESが負けてしまうと聞きますが
如何ですか?
Jasmine&Mimozaのお名前も素敵です!
羨ましいなぁ~

投稿: マリア | 2010年12月19日 (日) 17:48

2度目?の投稿です
終わっちゃうんですね・・・

私も 日課のように マリアさん?のブログを覗いていた一人です。
なかなかコメントを入れるにはいたりませんでしたが、
こちらのブログを読んでいる間に
我が家にも イングリッシュセターの仔がやってきまして 来年の春3月で2才になります。

今 アイリッシュセターのJasmine(9才、来年3月で10才)と大騒ぎで遊んでいます。
そうそう うちのイングリッシュの仔の名前はMimoza 私のお誕生日の花の名前です。
時々こちらで お見かけする ミモザさんに かぶってしまった。と思いましたが、お花の名前にしたくて、そして
私達家族にちなんだ名前がよくて それで Mimozaになりました。

もうこちらのブログを読むことがなくなってしまうのか・・・と思うと とても寂しいです。。。。
でも またどこかで 何かのご縁で コンタクトが取れましたら、よろしくお願いします。


投稿: jasmama | 2010年12月19日 (日) 09:50

>ウィリーmamaありがと
これからはまじめに仕事します!・・・嘘
mixiの方で日記はポツポツアップします。
ウィリーchanにもお伝えください。

投稿: マリア | 2010年11月29日 (月) 14:42

おはようございます。
今日の朝、日記を見て思いも寄らない内容に驚きましたdespair
どういう事?と思ってもう一度読み返して、やっぱりそうなんだ!と理解できたくらいです。
毎日、色んな情報やマリアちゃんの生活を見る事が出来て、とっても楽しみにしていたのに残念です。
私みたいに気まぐれUPじゃなく、ほぼ毎日のUPはパパさんだけだったのにねsweat01

これからは、ミクシィでマリアちゃんの様子を見れるんですね。
たまにでもいいので、マリアちゃんの様子を見せて下さいね!

投稿: ウィリーMom | 2010年11月29日 (月) 08:32

>コロmamaありがと
同じセターでもサラchanとはまったく違うタイプ
良く飛び込まれたと感心致します。
今では立派なsetter instructorですね

投稿: マリア | 2010年11月26日 (金) 21:02

コルクを迎えて、分からない事、不安な事がいっぱいあった時、パパさんのアドバイスや経験談はとっても参考になったし、すごく心強く感じました。

毎回の話題もとってもお勉強になったし、となりの食卓も楽しみでした。

と言っても、別にお別れではないのですものね。
Mixiでお待ちしていま~す。

投稿: コロママ | 2010年11月26日 (金) 18:52

>ミモザmamaありがと
先日、お腹を壊したとき初めてフルーツのおこぼれを拒否しました。
ようやく自重することを覚えたようです。
飼い主の方が未熟です。

>Koyaパパありがと
パパさんのおかげでディアchanは大変素敵なプリンセスになりましたね!
どこへ出しても恥ずかしくない美犬です。
これからはMixiの方でお会いしましょう。

投稿: マリア | 2010年11月26日 (金) 08:42

本当に毎日拝見してました。日課でした。

ディアが来る前は、時間があれば家族にマリアちゃんの日常を紹介して
「イイ子noteイイ犬種よheart04」とESを家族に擦り込んでました…
ディアを迎えられたのはマリアちゃんとパパさんのお蔭かも

ありがとうございました。mixiは続けて下さいね~paper

投稿: koya | 2010年11月24日 (水) 23:03

一緒にいられる残りの時間のことは、考えないようにしています。
サラももう15年目に入りましたからね・・・
でも、実猟の方のお話を聞くと、結構フィールドのコ達は長生きしてくれることもあるようです。
まぁそれにしても限られた時間ですが・・・。
だからこそ、一緒にいる時間がかけがえのないものとなるのでしょうか。

マリアちゃんのブログで学ぶことはたくさんありました。
パパさんのウィットあふれる語り口の大ファンでした。
毎朝のお楽しみがなくなるのは寂しいですが、また遊びに行きますね。

投稿: ミモザ | 2010年11月24日 (水) 20:24

>アテモレママありがと
ポツリポツリとmixi等で近況報告はしていくつもりです。
東下りの際は是非是非お声掛けください!
マリアにはいつも言って聞かせてありますから、きっと大歓迎・・・
のハズです。

投稿: マリア | 2010年11月24日 (水) 08:25

え~!?
お休みされるんですか?
お忙しくなるのでしょうか?
すごく淋しいです。。。
今回遠征して、自信もついたのでリアルなマリアちゃんを見に行きたいなぁなどと目論んでいたのですが・・・
私も週刊化してしまっていますが、のぞいてくださいね~

投稿: アテモレ | 2010年11月23日 (火) 21:24

>Kylano3ママありがと
シッターさんと連絡とっていますか?catdog達も心細いでしょうね~
みんなで大西洋を渡っているかもdash
案外くつろいでいたりしてspawinecakesleepy

>七栗堂mamaありがと
そうなのです。お互いの寿命と(大型犬の場合)体力を考えながら
つきあっていかないと・・・
ある意味15年というのは本当に短い時間です。

投稿: マリア | 2010年11月19日 (金) 17:12

>私達は、犬を迎え入れる前から犬の一生は短いことくらい知っているはずなのに、いざ犬の
平均寿命の半分が過ぎるとやはりその短さを感じずにはいられない。

ほんとに、ほんとにそうですweep
我が家はまだまだルール作り中、日々の成長と格闘しながら生活しておりますが
ルール作りが完成した途端、今度はお別れの準備を始めなければいけませんweep
いつもどの子にもアホですが、ついつい「ずっと一緒にいてね」と無理難題なささやきをしてしまいますweep

でも長寿の大型インコなどは自分の寿命とペットの寿命を計算しなくてはいけないし、
自分がいなければ生きていけいな存在を作るのはほんとに責任重大な行為ですよねthink

投稿: 七栗堂 | 2010年11月19日 (金) 14:57

みんながマリアちゃんのパパママのような飼い主さんにめぐり合えればいいんですけどね!!動物を「物」としか思っていない人たちも多くて。。。。。赤ちゃんで手間がかかかる時期より、大人になって落ち着いた子供たちの方がコミュニケーションがとれて、可愛さも倍増だと思うのですが。。。あ~~、しかし、子供たちに会いたい!!!!重度禁断症状が出ていますweep

投稿: kylano3 | 2010年11月19日 (金) 11:50

>飛ばない豚papaありがと
我が家は横着で、私の目の前に座り、眼が合うとスッーと
クッキージャーの方へ視線を走らせます。
そして片足を私の膝にかけます。・・・そのしぐさが可愛い!
ハイ!大馬鹿者です。

>みっちゃんmamaありがと
馬ですか!ウ~ン日本ではちょっと想像できないし、扱いに困る。
でも馬野瞳は綺麗ですよね

投稿: マリア | 2010年11月18日 (木) 17:20

こうゆうアホな飼い主に巡り会ったペット達はホンマ災難です。
おばちゃまの周辺では今、行き場の無い馬がSPCAにたくさん居るのです。お金持ちの我がまま。
SPCAがラジオでこの馬達への募金集めをやってるのですが解せない。

生き物を流行の物と同じ感覚で飼わないように出来るといいのですが。。。難しいよね。

投稿: みっちゃん | 2010年11月18日 (木) 15:14

買い物はねだらないけど、何処かに美味しそうなモノとかがあると、
これ以上出来ないってくらい立派な姿勢でお座りして、そのモノがある一点をジッと見続けます。
ここで大抵根負けしちゃうけど、こっちがシカトしてると、しまいにはモノと僕を行ったり来たりしながら訴えるんですよねー。かわいい。。 はい、イヌバカです。

投稿: 飛ばない豚 | 2010年11月18日 (木) 13:43

>コロmamaありがと
無二の親友どころか・・・買い物ねだらないし、小言いわないし
最高の愛人といわれております。

投稿: マリア | 2010年11月18日 (木) 09:27

飼育放棄する人達の中で、懺悔の気持ちを持つ人がどれだけいるかしら・・・。
そういう人は2度とやらないでしょうけれど、何とも思わずに平気でやる人は何度でも繰り返すのでしょうね。
そういう人は犬猫だけじゃなく、人間にたいしても同じ事しそう。
要はその人の人間性の根幹の問題の様に思います。

最初は子供のようだったワンコが、そのうちに無二の親友のようになるんだものね。

投稿: コロママ | 2010年11月18日 (木) 08:41

>飛ばない豚papaありがと
本当にツーカーの仲になったと思える時期に逝ってしまいます。
大変残酷な仕打ちだと思いますが、一方でよい思い出だけを残してくれます。
飼育放棄する飼い主には懺悔の気持ちしか残らないでしょうけどね。

投稿: マリア | 2010年11月18日 (木) 08:24

まったくその通り!!

イヌは長年共に暮らすうちに、可愛さはどんどん増す一方で、そのピークでお別れが突然やって来ます。
それを乗り越え、ぼくらイヌ飼いは命を繋ぐリレーに参加してるんですよね。。

その命を「もう要らないから」とセンターに持ち込む人間。。
こういうヤツは絶対に居なくならないから気が滅入ります。

投稿: 飛ばない豚 | 2010年11月17日 (水) 23:43

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« のどか | トップページ | You've got a friend. »